ブラウザの準備
メジャーブラウザの対応状況
WebGL に対応するブラウザは日々増えている状況ですが、とは言っても、メジャーなブラウザが必ずしも WebGL をサポートしているとは言えないのが現実です。
当テキストを執筆している時点(2012年2月現在)では、Chrome 9 以降と FireFox 4 以降で、既定で WebGL が有効になっています。私の場合は Chrome が登場して以来ずっとメインブラウザとして Chrome を使っています。当テキスト執筆時は Chrome 17 が正式にリリースされたところで、当サイトのあらゆるコンテンツは全て Chrome にて動作テストを行ないます。
また、safari の場合は実行環境と safari 自体のバージョンに注意が必要で、尚且つ既定では WebGL が有効になっていません。私は windows ユーザーですので Mac + safari の環境での WebGL 実行については明るくありません。各自で調べていただくことをオススメします。
Opera に関しては、当テキスト執筆時でアルファ版としてリリースされている Opera12 が WebGL に対応している模様です。そうですね、IE に関しては特に言うことはありません。今後はどうなっていくのかわかりませんが。
個人的には Chrome が断然
javascript の実行速度や、HTML5 などへの対応を鑑みるに、Chrome を使っていただくのが一番妥当だと個人的には思います。あくまでも個人的にはです。
再度言いますが、当サイトでは Chrome でテストを行った上でコンテンツを作成していきますので、基本的に Chrome の利用を推奨します。私は Google の回し者ではけしてないつもりですが、Google 信者と言えば Google 信者であることも否定しません。
付け加えると、Chrome の最新版以外での実行テストは原則としてやりませんので、たとえば FireFox では動作しなかったなどのクレームをいただいても、恐らく対応しませんのであしからず。これは他のブラウザについても同様ですので、ご了承ください。
その他の注意点
ブラウザとは関係ない部分で、WebGL が動作しない場合も考えられます。
というのも、WebGL はまだまだ完全なサポートが確立していない分野のテクノロジーなので、ハードウェアや OS 、ブラウザとの相性などが複合的に影響してきます。
グラフィックボードとブラウザの相性が悪くて動作しない場合もありますし、WindowsXP + Chrome10 以降ではそもそも WebGL が無効にされるようになっているようです。とにかく、環境に大きく左右される状況であるということは理解しておいてください。
まとめ
まとめると、当サイトでは Chrome の最新版でのみ動作確認を行いコンテンツを制作します。加えて、それ以外のブラウザでの動作は非サポートとし、基本的に windows 環境での動作を前提としています。
今後はどんどんとメジャーブラウザでの WebGL 対応が進んでいくと考えられます。さらに、モバイルブラウザでも、徐々に実行環境は整備されていくでしょう。細かいことを気にせずに WebGL が使えるようになる日はいつになるのでしょうか。
WebGL の今後を考えると非常に楽しみです。